コロンビアの通貨について

旅行するにしても、海外移住するにしても、お金の知識は絶対に必要なのは言うまでもありません。
ドル・ユーロ・ポンド・元・円など主要通貨であれば、接する機会も自然と増加しますが、マイナー通貨や、いわゆるエマージェンシー通貨に接する機会はそう多くはありません。

コロンビアの通貨もマイナー通貨です。
コロンビア中央銀行が発行する「コロンビア・ペソ (COP)」が全土で流通しています。コロンビア・ペソについてでも特に今回紹介したいのは、
現在使われている紙幣・硬貨」「偽札とその対策方法」です。早速見ていきましょう!

コロンビア・ペソの種類


最新のコロンビア・ペソ通貨は、
100,000ペソから1000ペソの紙幣
「1000ペソから50ペソの硬貨」

があります。

※2020年5月現在、2016年にリリースされた新紙幣・硬貨とそれ以前の旧紙幣・硬貨が混在する状態となっています。おおよそ新紙幣に切り替わっているといえますが、今回は旧紙幣・硬貨も併せて紹介します。


現在の円 ⇔ ペソのレートが、「1円=36.84ペソ」(2020/5/5現在)なので、
紙幣額としては少額のように感じますが、コロンビアの物価がおおよそ日本の三分の一なので、100,000ペソは日本の1万円のような感覚だと思います。

早速コロンビアで現在使用されている紙幣、硬貨を見ていきましょう!


100,000ペソ紙幣 (Cien Mil Pesos)


使用頻度:★
正直コレ、全然流通してません。店で使おうとすると、店員さんが偽札じゃないか念入りにチェックしてくれます。
住んでいても、銀行で預金引き出した時以外見たことないです。空港の両替でも渡されることがあります。
直近の紙幣デザイン変更で新たに追加された額面です。


50,000ペソ紙幣 (CINCUENTA Mil Pesos)


50000ペソ 新紙幣 表面
50,000ペソ 新紙幣 裏面

使用頻度:★★★
唯一のコロンビア人ノーベル賞受賞者:作家のガルシア・マルケスの肖像がトレードマークの50,000ペソです。こちらも高額の紙幣で、たいていのレストランなら1~2人分はたらふく食べられて、おつりがきます。
地元の商店とかで50,000ペソ出すと、たいてい「もっと少額紙幣持ってないか?」と聞かれます。


20,000ペソ紙幣 (VEINTE Mil Pesos)


20,000ペソ 新紙幣 表面
20,000ペソ 新紙幣 裏面

使用頻度:★★★★★
タクシーならボゴタ市内を12キロくらいは移動できると思います。
敢行なら、ZONA Gのレストランでコロンビア料理を満喫できます。
ちょっと外出するくらいなら十分な金額です。私は緊急用に20,000ペソを体に潜ませてから買い物などに出かけます。


10,000ペソ紙幣 (DIEZ Mil Pesos)


10,000ペソ 新紙幣 表面
10,000ペソ 新紙幣 裏面

使用頻度:★★★★★
商店のコーヒーなら15杯、おしゃれなカフェのエスプレッソ3杯分子供用のジャケット一着、スーパーで豆・米・パスタ麺・鶏肉・レンズ豆500gとクッキー1箱が買えます。観光だと、コロンビア国立博物館+黄金博物館の入館料(あわせて8,000ペソ)が払えます。


5,000ペソ紙幣 (CINCO Mil Pesos)


5,000ペソ 新紙幣 表面
5,000ペソ 新紙幣 裏面

使用頻度:★★★★
5,000ペソがあれば地元の商店で、玉ねぎ・トマト500gくらい買えます。
Transmilenioバスや各都市の公共交通機関に2~3回乗れます。


2,000ペソ紙幣 (DOS Mil Pesos)


2,000ペソ 新紙幣 表面
2,000ペソ 新紙幣 裏面

使用頻度:★★★★★
2,000ペソで、ブラックコーヒー(Tinto)1杯、エンパナーダ1個、コカ・コーラ500ml、ボゴタの路線バス1路線分は賄えます。+300ペソでEl Tiempo(新聞)が買えます。サービスに対するチップとして使用する頻度も高いです。


1,000ペソ紙幣&硬貨 (Mil Pesos)


1,000ペソ 紙幣 表面
1,000ペソ 紙幣 裏面

使用頻度:★★★
1,000ペソになってくるとできることが限られてきます。
だいたいコロンビアの洗剤やオートミールのCMは「1袋1000ペソで買えるぜ!」ということを言うので、日本で言う100円みたいな感覚です。ちっちゃいカップのブラックコーヒー、安いフルーツ(Papaya)なら1,2個ほど買えます。
紙幣の肖像画はガイタンという人物で、伝説的なカリスマ政治家だった人で1948年に暗殺されてしまいました。興味のある方は、「Roa」という映画をお勧めします。


500ペソ硬貨 (Quinientos Pesos)


使用頻度:★★★
500ペソ硬貨です。Rana de Cristal(半透明のカエル)が描かれています。コロンビアのアマゾン地域一帯に生息しているボディが半透明な不思議なカエルです。

ちなみに500ペソでガチャガチャ形式で売られているガムが買える程度です。
あとは、駐車場とかで勝手に入出庫整理をしてくれている人に渡すチップ程度です。


200ペソ硬貨 (DOSCIENTOS Pesos)


使用頻度:★★★
200ペソは会計の端数で使用する程度で、200ペソ自体で買えるものは、公衆トイレについている販売機でトイレットペーパーくらいです。

ただ、旧硬貨の1995年製造分の表面の中心にポチがついているものはコレクターにとって価値があるそうなので、下の写真右のような200ペソを受け取ったら、ぜひ探してみてください。


100ペソ硬貨 (Cien Pesos)


使用頻度:★★★
100ペソ硬貨です。他紙幣や硬貨との組み合わせで使用します。
何も買えません。


50ペソ硬貨 (CINCUENTA Pesos)


使用頻度:★★
なんとなく日本の10円玉に似てますよね。
ちょっと前まで、旧硬貨の100ペソとサイズも図柄も似ていたので紛らわしかったですが、新硬貨になってものすごくサイズがちいさくなりましたので、紛失には気を付けてください(笑)


昔のコロンビア紙幣


我が家に保管されていた昔のコロンビアで使用されていた紙幣を紹介します

通貨単位を上げる前のものなので、ケタが全然違いますね。
ちなみに、「Peso de Oro」という名前になっていますが、
キューバのような「兌換ペソ」ではありません。単なる名前のようです。

こうして昔の紙幣を見ると、紙の品質、偽造防止技術の制度はどんどん向上しているのがわかりますね。
本当はこんな技術の向上はなくてもいいのですが、どうしても「偽造通貨」は減る気配がありません。コロンビアでも偽造通貨問題は深刻で、大きな違法シンジケート団が偽造通貨を製作しているようです。


コロンビア・偽造ペソの見分け方


まず、日本の紙幣及び硬貨は世界に誇れるものだと思います。
紙質、偽造防止技術、製造(鋳造)技術、どれをとってもダントツです。

ところが直近までのコロンビアの紙幣・硬貨は、とても日本のものと比べられるものではありませんし、いわゆる「偽札・偽硬貨」に出くわす確率は高いです。

まず、私が出会った偽500ペソ硬貨を見てみましょう。

裏面がわかりやすいのですが、全体的にずれちゃってますよね。
表面の黄色部分も隙間が…。これが偽硬貨です。気を付けていないとつかまされます。
では、本物を見てみましょう。

違いはもう歴然ですね。
ちなみにこの偽硬貨、ドルからペソに両替した時に受け取ったものです。
両替商が扱う硬貨にも浸透しています。両替でもおつりでも、お金を他人から受け取ったら金額と偽硬貨か確認する癖をつけたほうが良いです。

次に、50,000ペソ紙幣を見てみましょう。

本物の50,000ペソ 表面
本物の50,000ペソ 裏面

コロンビア国家警察、及びコロンビア中央銀行によると、
たくさんの偽造防止技術が施されています。

  1. 表面中央の緑の鳥の中に薄い緑の輪が見えて、角度を変えると輪が動く
  2. 表面中央の緑の鳥の横の空白に「すかし」があり、肖像画浮き出る
  3. すかし肖像画の横に、「BRC」すかし文字が浮き出る
  4. 左上の「50」は角度によって色が変化する
  5. 裏面中央の帯の色が変わり、すかしたときに「BRC」と「貝の絵」が浮き出る
  6. 表面左下の「Gerente General」のサイン
  7. ガルシア・マルケスの肖像画の横の「BRC」は水平にすると青に色が変わる
  8. 紫外線を当てると両面にカラフルな模様が浮き上がるり、紙幣番号も発色する

偽造防止技術使いまくってます。
新紙幣は偽造防止のためにとにかくしつこく作ってあります。
もっと知りたい方は、下の動画をご覧ください!
コロンビア中央銀行が無駄にかっこいい動画を作っています。

100,000ペソ、50,000ペソ、20,000ペソについて技術説明してくれています。

以上、コロンビア・ペソについて詳しく見てきました。

通貨は観光、生活に必要不可欠な情報ですので、よく調べて損をしないようにしたいですね。

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kei
  • kei
  • 群馬県高崎市出身。第二の故郷は名古屋市。
    貿易会社の南米支社長。公認会計士(日米+コロンビア)。
    都内の大学卒業後、プラントエンジニアリング会社へ入社。そこでコロンビアプロジェクトの一員としてボゴタに駐在することに。コロンビアに惹かれる。コロンビア駐在中にMBA取得。駐在修了後、名古屋の外資系企業の財務Mgrとして勤務するが、大学時代の友人に誘われ、貿易会社の南米担当としてコロンビア移住を決断。現在はボゴタでコロンビア人の奥さんと生活中。趣味はコロンビア料理、読書、ダンス

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