南米のアテネ – コロンビア ボゴタ散策①


南米のコロンビア共和国は、日本から飛行機でおおよそ23時間ほど、日本の裏側にあります。イメージとして麻薬と暴力が先行しているコロンビアですが、首都ボゴタは「南米のアテネ」と言われるほどの文教都市です。今回はボゴタの歴史地域(通称:セントロ)について紹介します。

ボリバル広場(Plaza de Bolivar de Bogota)


ボリバル広場は、ボゴタの旧市街のど真ん中にある広場です。
この広場の歴史は古く、スペイン植民地時代からこの場所は広場として使われ、独立後に英雄Simon Bolivarの名を冠した広場となりました。
最大収容人数は55,612人で普段は市民の憩いの場として、クリスマスやイースターには特別な催しやコンサートが行われます。広場中央にボリバル像、その後ろにCongreso(国会議事堂)があります。

ボリバル広場の東には、Catedral Primada de Colombiaがあります。
荘厳なこの教会、建立は1823年。毎日多くのカトリック信者が参拝に訪れています。

ボリバル広場の西は、ボゴタ市庁舎 (Palacio Lievano)。
フランスとコロンビアの建築家の合作で、1843年建設。
1Fの通路はギャラリーになっていて、展示会も開かれています。

広場の北には、「最高裁判所 (Corte Suprema de Colombia)」と「法務省」があります。
現在の最高裁の建物は3代目です。1948年の「ボゴタ暴動」による火災で焼失、1985年には左翼テロリスト集団・M-19による「最高裁判所人質立てこもり事件」で破壊されました。最高裁判所建物の正式名称は「Palacio de Justicia Alfonso Reyes Echandia」で、1985年の事件で殺害された当時の最高裁長官の名を冠しています。


黄金博物館 (Museo del Oro)


ボリバル広場から北に3分歩くと、黄金博物館があります。
コロンビア先住民が使用したとされる黄金の祭祀用装飾品が30,000点以上、それ以外にも作られた理由がいまだわかっていない黄金のオーパーツが展示されています。コロンビアの歴史が黄金と共にあることを象徴する博物館です。

黄金でできたジャガー(Jaguar)の置物。紀元前350年ごろ作成。
特徴をとらえており、鋳造技術も精巧。コロンビア先住民文化レベルが高いことがわかります。


ボテロ美術館 (Museo Botero)


ボリバル広場から東へ2分ほど歩くと、
ガルシア・マルケスカルチャーセンター(Centro Cultural Gabriel Garcia Marquez)が現れます。

ここからさらに東へ徒歩1分、ボテロ美術館。
通りを歩いていると突然美術館の入り口が現れます。

このこじんまりした入口とは対照的に、中はかわいらしい庭園になっております。外の喧騒がほとんど聞こえないので、この美術館の中庭で一休みするのはおすすめです。

ボテロはコロンビアの画家&彫刻家で、太らせた人、動物、植物の作品が特徴的な作風です。たとえば「モナリザ」もボテロにかかればこの通り、太っちょになります。「グラン・マエストロ」と言えばコロンビアではボテロです。

彫刻はこんな感じで、やはり太っています。
不思議なのですが、太らせることで愛嬌が出てきて、かわいらしくなりますね。


ちょっと休憩 La Puerta Falsa


ボリバル広場周辺でちょっと休憩!おすすめは、広場東の教会からガルシア・マルケスカルチャーセンターまでの通りに、「La Puerta Falsa(ラ・プエルタ・ファルサ)」というボゴタの名物カフェです。

La Puerta Falsaは創業が1816年。人気メニューはコロンビア朝食の定番でトウモロコシの粉を練って鶏肉と野菜を入れた「タマル(Tamal)」や「ホットチョコレート」です。休憩がてら、コロンビア・ボゴタの料理を堪能してみてはいかがでしょうか?


南米旅行では、ぜひコロンビアへ!


徐々に状況は良くなっているとはいえ、コロンビアは安全かといわれると、「まだまだ」ということだけは断っておきます。ただ常に周囲に気を配り、近づいてくる現地人を不用意に信用しないという他の国へ観光に行く時と同じ心構えでいれば、アクシデントは防げます。
毎年1,000人規模で警察官が増員され、政府の治安維持の取り組みが強化された結果、主要都市の治安は改善しています。主要都市の観光地では英語のできる警察官が警戒しており、観光はしやすい状況になっています。
コロンビアでは、一部を除きほとんど英語が通じないので、多少のスペイン語をるか、指差し帳を持参することをおすすめします!

kei
  • kei
  • 群馬県高崎市出身。第二の故郷は名古屋市。
    貿易会社の南米支社長。公認会計士(日米+コロンビア)。
    都内の大学卒業後、プラントエンジニアリング会社へ入社。そこでコロンビアプロジェクトの一員としてボゴタに駐在することに。コロンビアに惹かれる。コロンビア駐在中にMBA取得。駐在修了後、名古屋の外資系企業の財務Mgrとして勤務するが、大学時代の友人に誘われ、貿易会社の南米担当としてコロンビア移住を決断。現在はボゴタでコロンビア人の奥さんと生活中。趣味はコロンビア料理、読書、ダンス

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