半年でDELE C1まで到達した方法

スペイン語学習をされている方ならほとんど聞いたことのあるはずのDELE。

「どう勉強したらいいんだろう?」「攻略法はあるの?」 

悩んでおられる方が多くらっしゃいます。
今回は、スペイン語経験ゼロだった私が、「半年でDELE C1を取得した方法」を紹介したいと思います。
断っておきたいのが、高校や大学受験でも勉強法は人それぞれだということです。これをやれば受かる!という受験予備校のようなもの、残念ながら地球上に存在しないと思っています。

ここで書くのはあくまで私の勉強例であって、私のやり方を推奨しているわけではありません。皆さんの勉強の一助になれば、それだけでうれしいです。

スペイン語との出会いは突然に


私は英文学や外国語を専攻したわけではなく、商学部で公認会計士の勉強していた大学生でした。第二外国語はドイツ語。科目選択時に一番上にドイツ語と書いてあったのを選んだだけで、授業は退屈でやる気もなく、「再々履修」までしたダメ学生でした。あまり外国語は好きではなかった学生だったと思います。

都内の大学を卒業し、建設会社に会計士合格者採用で入社。しばらく経理マンとして働いていました。ある時、会社のJVプロジェクトで事務方担当の一人としてコロンビアのボゴタに駐在することになりました。

その時に突如、

半年後に駐在開始だから、スペイン語を勉強したまえ

と役員に冷たく言い放たれた時、人生で初めて「スペイン語」と出会いました。


スペイン語知識ゼロからスタート


会社は、

半年間仕事をしなくてよいから勉強しろ、金はあまり出せない。やり方は任せる。ただ、半年で仕事で使えるくらいに引き上げろ

何とも都合のいい言い方。
こうなったらできる限り安価に済ませて会社を見返してやろうじゃないの!と当時はやる気に満ちていました。

とりあえずネットでスペイン語の本を調べたら、「文法から学べるスペイン語」が人気でしたが、「活字苦手ボーイ」であった私には、説明ばかりでちょっと退屈でした。

「説明読んでると眠くなるし、わかった気になるから、練習問題いっぱいの本がいいよね」

という結論に至り、「~ドリル」という本を4~5冊+NHKのスペイン語文法を一冊+小学館の辞書を買いました


文法・読み書きは「じっくり熟成させる」


あとはシャカリキに勉強するわけです。
自分は要領悪いので、「時海戦術」。

生来の要領の悪さを、1日14時間の勉強時間でカバーしました。

21世紀の昨今、効率良いやり方、「なんたらメソッド」だの流行ってますが、最後は気合いと根性で脳みそをイジメるしかないと思います。
気合いと根性の「脳筋メソッド」とでも言いましょうか。

ただ、半年という時間的制約がありますので、できる限り効率的に覚えるため、

「よくわからない文はわかるまで調べる」
「辞書は丁寧に、じっくり引く」
「日本語の文法説明よりも例文をじっくり読み、覚える」
「CDの例文を擦り切れるまで聴く、続けて読む」

上記4つは、鉄の掟として遵守しました。
これをもとに、あとはひたすらに問題を解きまくる、反復学習を繰り返します。
動詞周りはとにかく瞬発力を付ける。これが大事だからです。

文法と読み書きは、「ボクシングのボディブロー」みたいだと思います

基礎的なことで退屈なのですが、侮って手を抜くと、スペイン語レベルが上がってきたときに、ジワジワとダメージが効いてきます。

リスニングは最初、Youtubeにある「Extra」と「Espanhol Curso」を見てました。物足らなくなってきたら、だんだんYoutubeにあるスペイン語ニュースやTED Spanishに切り替えていく感じですね。これも” Con Ahínco (しつこく聴く) “です。


スピーキングは、ピンポンだ!


スピーキングは、当初自分であらゆる音声を録音して、自分で答えるというハイブリッド?な方法で実践しようと思ったのですが、途中で手間が尋常でないことに気づき、自分一人じゃどうしようもないという結論に至りました。
人事部の部長を拝み倒して、スカイプでの初~中級オンライン講座を受けました。スピーキングに関しては、やはりプロに習うべきだと思っています。
文法、動詞の活用、単語の暗記は自分でできるので、オンラインのネイティブ先生が文法の解説をしたがるのを遮って、

  1. 自由作文の添削と発音練習(文法解説は時間の無駄なので拒否)
  2. 一般生活についての会話練習(例:今日は野菜を食べました。のような)
  3. 簡単な内容の意見発表練習(例:ニンジンは好きか、なぜ好きなのか?)
  4. フリートーク

スピーキングで気を付けたのは、とにかく考える時間を短くすることです。
ピンポン(卓球)のような感覚で、質問されたら2秒以内に必ず何か返す。

速いサーブ(質問)が来る → とりあえず時間稼ぎのリターン(答え)
変化球の質問 → 言い切る形の直球で返す

こんな感じで、テンポと単文での受け答えを重視していました。
会話は間延びが一番怖いです。話す気あるのかな?と相手に思わせてはいけない。これは内緒なのですが、講義をスカイプで録音して何度も繰り返し発音確認もしていました。


生活すべてをラテンに捧げる


閑話休題。私はまず形から入らないと中だるみしてしまうタイプなので、生活のほぼすべてをラテンに捧げました。

食事、運動、趣味、読み物、携帯、PCの設定など、日本にいながら極限まで日本文化を除外しました。スペイン語で日本の生活を全力で営むんです。

なんでこんな極端なことをしたかというと、天台宗の荒行動画で高僧が、

「全部一つのことに捧げてみると、途端に世界が変わるんですよ」

みたいなことを清々しい顔おっしゃっていたんです。とんでもない荒行の最中とは思えないくらい。

みうらじゅんさんも、

外堀から埋めていって、好きにならざるを得ない状況を作ると自分の中でブームになり、無意識で好きになっている自分がいる」

と言っていました。

「これくらいやらないといかんよね」と怠け者の私にはぴったりと考えたわけです。これは正直めちゃくちゃ辛かったのでおすすめしませんが、短期ではスペイン語はめちゃくちゃ伸びますし、人間的に変わった気がします。


単語はしらみつぶし


単語を覚えるのに、単語帳は2~3冊しか使いませんでした。

この単語帳が終わるころには初級スペイン語に必要な単語は身につくはずです」

という筆者の文言が良くありますよね。私は基本的に信用してないです。単語に初級も上級もないです。だいたい誰が区分したんだ? 日本語で、単語を初・中・上に分けてくれと言われても悩んでしまいますよね。

だから、しらみつぶしに覚えていくしかないんです。
私は辞書の赤くなっている単語を「a」からつぶしていきました。動作で再現できるものは実際に頭の中でイメージする。抽象的な概念などの単語はどうしようもないので、「写経形式」で頭に叩き込んでいきました。

その時、必ず頭の中で3語4語くらいの文章をサッと作る練習もしてました。


前置詞はとことんイメージに落としこむ


とある作文形式の構文練習帳には、

『「a」を取る動詞は〇〇〇と×××で~』と書いてあったりします。

意味不明だし、それ以外の前置詞を取るパターンが出てくると、


ヤバいナニコレ、前置詞わけわからない、もうダメ、降参



となってしまうし、そもそもネイティブはどう考えているんだと。
イメージですよね、「動詞+en」とか覚えてないし。

全然関係ないんですけど、高校生の時に英語の先生が「ハートで感じる英文法」の「イメージでつかむ前置詞」という本を貸してくれたことがあります。
当時は、「ハハン、英語なんて構文覚えてナンボでしょ」と思っていました。その結果、「慢性前置詞恐怖症」に罹患し、しばらく回復するのに時間がかかりました。この病で悩んでいる方多いのではないでしょうか?

スペイン語では同じ轍は二度と踏まないためにも、受験時代からこびりついた負の遺産「構文」という概念からサヨウナラして、全てイメージで覚えました。

実際の勉強は、ネイティブに聞きまくるということです。イメージという点ではどんな高貴な文法書でもスペイン語の碩学でも、道端で寝ているネイティブには敵いません。

「この文の中でこの単語の時に前置詞いるのかいらないのか?同義語の時は同じなのか違うのか?どういうニュアンスの違いが出るのか??」
といった具合に、深堀りしながらイメージを固めていきます。

文章を読んでいるときも動詞と前置詞だけ読んで、なぜそうなるのかを集中的に勉強した時期もあります。ただ、決してそのあとに、“勝手に自分でパターン化しない”というのが鉄則です。そのまんまのイメージのまま。前置詞のキモチを感じましょう。学者センセイじゃないから、文法的に説明できる必要なんかないんです。


質問できる環境づくりが大事


多くの人が言っていますが、質問できる環境づくりは本当に大切です。

オンライン授業でネイティブやスペイン語上級者との接点は簡単に作れます。
ただ、それ以外でも常に何か質問できる知り合いを増やすことです。
アプリでもスペイン語の会でもなんでもいいです。とにかく4~5人はいつでも質問してもいいような人間関係を作っておくほうが良いでしょう。

勉強し始めた時、埼玉県に住んでいたのですが、オンラインの埼玉県人スペイン語の会で知り合ったスペイン語の達人おじいさん、未だにわからないと質問したり意見交換のために勉強会をしたりしています。
このような縁はスペイン語の勉強はもちろん、将来スペイン語圏で働くときや留学するときにもきっと力になってくれるでしょう。


あまり参考にならないかもしれませんが、私がどのようにスペイン語を身に着けたか書いていきました。
皆さんに合った勉強法は皆さん自身で実践してやっと体得するものだと思います。その過程で私の勉強法の中でヒントがあったならうれしいです!

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kei
  • kei
  • 群馬県高崎市出身。第二の故郷は名古屋市。
    貿易会社の南米支社長。公認会計士(日米+コロンビア)。
    都内の大学卒業後、プラントエンジニアリング会社へ入社。そこでコロンビアプロジェクトの一員としてボゴタに駐在することに。コロンビアに惹かれる。コロンビア駐在中にMBA取得。駐在修了後、名古屋の外資系企業の財務Mgrとして勤務するが、大学時代の友人に誘われ、貿易会社の南米担当としてコロンビア移住を決断。現在はボゴタでコロンビア人の奥さんと生活中。趣味はコロンビア料理、読書、ダンス

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