スペイン語表現の増やし方と教材【半年でDELE C1 レベルに受かった時に実践】
語学を勉強する目的は人それぞれですが、
外国語を学ぶ醍醐味って「その言語の多彩な表現に触れる」ということだと思います。
あらゆる表現に触れることの重要性は、皆さんもご承知の通りだろうと思いますが、
「さあ、スペイン語の表現を勉強しよう!」
と意気込んでも、どこから手を付けていいかわかりませんよね。
本やネット、語学学習アプリまで世の中に情報があふれている現代ではなおさら混乱すると思います。
今回は、「スペイン語の表現の学び方」についてご紹介したいと思います!
半年でDELE C1レベルまで引き上げた方法はこちら!
箴言・ことわざから学ぶ
基本的な文法の知識と日常会話程度の単語が頭に入っている前提ですが、
「箴言(しんげん)」
「ことわざ」
から表現を学ぶというのはとてもおすすめの方法です。
古臭いと思われるかもしれませんが、表面的な会話集よりも、「先人が残した機知に富む言葉・含蓄のある言葉」のほうが役に立つことが多いです。
美しい表現は、美しい人間を育むと思います。
では、箴言やことわざを学ぶのにオススメな書籍をご紹介します。
「スペイン語ことわざ用法辞典」
古めかしい本ですが、大体のことわざが掲載されていて、スペイン語学習だけでなく、読み物としても面白い一冊です。
ことわざ1つずつに詳しい解説と例文が付いているので、イメージしやすく、すぐにでも使える構成になっております。
千万語のスペイン語で説明するよりも、ことわざ一撃で伝わったりということが経験上とても多くあるので、表現に彩りを添えるには学んでおいて損はありません!
「Santa Biblia」
ついに出してしまいました。
人類史に残る大ベストセラー・「Santa Biblia (聖書)」でございます。
なぜ聖書?と思われるかもしれませんが、特に中南米各国でキリスト教思想は隅々にまで浸透しています。
文字・言葉は宗教と親和性が高いです。「後世に書き残すことがある」から文字が存在していると思っています。言葉は思想表現の一環です。「シャカリキ、もったいない、退屈」ちょうど日本語に大量の仏教用語が入り込んでいるように。
私は別にキリスト教徒でもないですが、南米に住むにあたり、聖書の物語や知識を勉強しておいてよかったと思います。スペイン語学習としても、聖書の文章はかなり難しく、同義語・反義語などの語彙もふんだんに使用されているので、学習には良いと思います。
さらに、簡単な単語でも様々な意味で使用されているので、
- 自分が知らなかった意味の発見
- 一単語の意味の深さ
以上を確認するには、うってつけです。
プラス、Santa Biblia を読んでおくことで中南米の生活様式や習慣にすんなりと入っていくこともできます。
脱線しますが、コロンビアに駐在しはじめたときに、こんなことがありました。
昔からなのですが、私は床屋さんで「髪の毛を切った日は、なぜかやる気が無くなって眠くなる」という謎現象がほぼ100%で起こるのですが、その話を現地の知り合いに話したら、「サムソンみたいじゃん!」と言われたことがあります。
サムソンは「旧約聖書」に登場する怪力自慢の男です。
彼の怪力の源は「髪の毛」にありました。
ある日、彼はデリラという女性にその力の源を尋ねられて、源は髪の毛にあることを話してしまいます。
結局、髪を剃られてしまい怪力を失ったサムソンは、捕虜となり悲惨な状態に落ちてしまいます。
知らないと絶対わかりませんよね。
案の定、私も「サムソン? は? 何言ってるかわからない」となりました。
これは一例ですが、スペイン語圏では、たびたび会話や歌詞の中に聖書やキリスト教思想に関連する用語が出てくることがありますので、学んでおくに越したことはないですね。
落ち穂拾い
下記の本と出会って、「落穂ひろい活動、すごい良い取り組みだな」と思い、せっせとやっていました。
文法、単語、熟語をひととおり覚えたかな?と思っても、実際に会話してみるとスペイン語の「言い回し」に相変わらず苦労することと思います。
まさにこの本は、「言い回し」にスポットを当てていて、とにかく紹介されている表現が多いので、「アレって、なんて言えばいいのかな?」と思った表現はだいたい載ってたりします。
同時に、普段から自分でも「落ち穂ひろい」を欠かさないことが肝心だと思います。何気なく雑誌や動画を見た時に「あ、この表現・言い回し使いたい!」、携帯のメモ帳やリマインダー機能をフル活用してみましょう!
オーソドックスに、書く
かつて外国語学習・習得界隈で1000万回は言われているであろう、超オーソドックスかつ古典的である「作文学習」です。
「文法や単語はひととおりやったけど、ちょっと不安だから、復習をしながら表現も覚えていきたい!」
という方は作文をしながら、文法・単語・表現の知識をバランス良く補強していくのが良いでしょう。
「スペイン語作文の方法 表現編」
こちらは文法・単語・表現を同時に身に着けていく上で一番バランスの良い作文練習本だと思います。兄弟本の「構文編」の文法要素を散りばめながら、表現・言い回しが各章にまとまっているので、使いやすいです。
リスニングは付属CDを使いながら、日本語を聞いたらスペイン語の表現が出てくるまで反復トレーニングをしていきます。その後に例題を解いていく方法が一番効率的です。
解説があまり詳しくないので、自分でしっかり調べていく必要があり、この過程が、文法・日常単語をひととおり覚えた人にとって、さらにスペイン語力を伸ばしていく重要な作業になります。
ビジネスメール・手紙
日常で使用する表現以外に、ビジネスで使用する表現も非常に重要な表現学習の要素となります。
DELEでもビジネス文章や問題が出題される傾向が多いので、学んでおきましょう。
別にDELE受ける予定ないよ、という方も
- メールや手紙形式の表現に慣れる
- 短く、はっきり伝える力を付ける
- 論理的に説明できる表現方法を身に着ける
- ビジネス用語の習得
これらをしっかり身に着けることによって、スペイン語圏の方との会話、メールなどで論理的に説明・主張・反論することができるようになります。
後はスペイン語を使用して仕事をしたい!という方には、メール・手紙の表現を学ぶことで、ビジネス用語の習得も期待できます。
または、婉曲表現などの言い回しもしばしば登場するので、より表現に幅が出ることが期待できます。
「手紙・メールのスペイン語」
いかがでしょうか?
ひととおりの文法や日常会話程度の単語を勉強し終わった方向けですが、
同時に表現の幅を増やす勉強をしていっても全く問題ないです。
文法・単語に不安のある方はそちらの勉強を優先しながら、表現を磨いていきましょう!
↓↓ 文法・単語を突破するために私がやったことです!
↓↓ 単語をどのように覚えていくのかについての記事です!
表現を増やす方法は「いろいろな媒体・話題に触れる」ことしかないと思いますので、わからなくても根気強く続けていくのが肝要です!
次回は、「リスニングで表現を増やす方法」をご紹介したいと思います!
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